檜作建築
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家づくり,自然体

 家づくり

木の家の心地良さは、暮らしを優しく包んでくれます。

家づくりの話


住む人の健康面にも十分配慮した素材を選択し使用しています。地域の気候風土にあった「熊野材」を用いた木造軸組工法。さらに独自のしくみを組み込んだWB工法での住む人に優しい家づくりです。

郷土の木


熊野材

熊野材は熊野川流域の豊かな自然環境の中で育まれた木材で、古くから主に良質な建築用材として使用されてきました。
 
熊野材の特徴は油気が多く、年輪幅が細かく間隔も揃っているため、強度・耐久性に優れています。特に強度については粘り強さがあり、乾燥にも優れ狂いが少ないため構造材には最適です。また汚れがつきにくく時間が経つほど光沢が出るので、木目を生かした内装材の使用などにも適しています。
 
その気候風土で育った木材を利用して建てた家は、その地域・住む人に違和感なく優しく馴染み、快適な住空間を造りだします。

熊野材

自然素材


木の性質

軽くて強い

木の性質

同じ重量で木・鉄・コンクリートを比較すると、鉄の比重7.8、コンクリートの比重2.3に比べ、木の比重はおよそ0.3~0.8と軽量です。しかし、この比重を強度で割った“引張られ強度”では、木は鉄のより3倍程度強く、同様に“圧縮強度”では、コンクリートの5倍程度の強度をもっています。
そして鉄は熱を加えると急速に強度が低下しますが、木材は急に低下することはありせん。また、木材はコンクリートの約10倍の優れた断熱性能を持っています。

優しさ

木が発散する成分フィットチンには、気分をリフレッシュさせるアロマ効果があり、血圧を下げたり、脳を活性化させるなどの作用も科学的に検証されています。そして光や音を適度に吸収する反射抑制効果もあります。目に有害な紫外線を吸収し、ほとんど反射しません。音も適度に吸収・反射するので音がまろやかになり聞き取りやすくなる効果があります。人の目に眩し過ぎず人の耳に響き過ぎず、人の感覚に快適な素材です。また木は、湿度をコントロールする調湿効果があり、湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥していると水分を放出します。
 
これらの木材が持つさまざまな特性が総合されて、木の家の快適さを生み出すのです。

伝統的な木組み


風土に合う木造軸組工法

在来工法とも呼ばれ、高温・多湿という日本の気候・風土の中から育まれ古くから発展してきた工法です。伝統的な木組みを活かした工法で、地震の振れにも逆らわず、上手く力を吸収します。
2x4(ツーバイフォー)工法が壁で家を支えるのに対して、木造軸組工法は柱と梁で支えます。垂直方向の力には柱、水平方向の力には梁で抵抗するのを基本原理に、筋かいと呼ばれる斜材を数カ所に加え、さらに補強金具を使って耐震・耐風構造の強度を高めます。

木造軸組工法

デザインの柔軟性

軸組工法デザイン性

木造軸組工法は、壁で建物を支える工法ではないため、2x4工法では難しい「広いリビング」「壁の位置」や「窓の大きさ」などデザインの自由度が高いのが大きな特徴です。
また木造軸組工法は、狭い敷地や変形敷地・傾斜地等、さまざまな条件にも対応できるため、敷地を全て活用でき間取りも構造の制約を受けにくいという利便性があります。
 
増改築などへの対応性も優れていますので、ご家族のライフステージに応じたリフォーム・増改築にも柔軟に対応できます。
 

健康な家


通気断熱WB工法について

通気と断熱を両立しながら、「湿気」や「臭い」「有害化学物質」を自然に、室内から放出する家のつくり方で、結露対策やアレルギー、シックハウス対策にも有効です。

空気環境

人間は、気管支呼吸と皮膚呼吸をして生きています。気管支呼吸は空気を体内に取り込み、皮膚呼吸は汗を出すことで老廃物を出し、体温を調節しています。家も人と同じように呼吸しなければ、そこに住む人も健康的な暮らしはできません。WB 工法では壁材に「透湿材」、部屋の壁と断熱材の間に「通気層」を設けることで、気管支呼吸のように壁の中に空気を通して、皮膚呼吸のように壁から湿気を排出します。この二つの呼吸で室内の余分な「湿気」や「有害な科学物質」を排出しクリーンな室内環境をつくりだします。室内でペットを飼っている場合等、ペットの匂いも減少されます。

 

温熱環境

WB工法は、換気口に「熱感知式形状記憶合金」を採用しています。これは一度変形しても熱を加えることにより元の形状に戻るという形状記憶合金の特性を利用した装置で、自然の温度を感知して自動に開閉できる仕組みです。夏は開閉部が開き、自然に起こる上昇気流を利用して建物内の無駄な熱を排出し、冬は開閉部を閉じることで暖房した空気を逃がしません。本来、通気と断熱が両立する事は大変難しいとされてきました。しかしWB工法はこの通気と断熱を両立し、夏冬快適な環境を造りだします。

 

省エネルギー

通気透湿仕様の家では、壁が湿気を逃がしているので室内の湿度が低く抑えられるため、室内壁にビニールクロスを使用した一般住宅に比べ、夏場の冷房の負荷も15%近く削減される事が認められています。そして夏と冬、通気と断熱の切り替えを行う換気口の開閉は電力を使用しません。形状記憶合金の特性により、周りの温度を感知して自動に開閉する仕組みです。熱感知式形状記憶合金はチタンとニッケルを合わせた合金で耐久性に優れ錆びることがない為、安心してご利用いただけます。

 

カビ・ダニ対策に最適

壁体内の「通気性」や室内の「透湿性」がないビニールクロス張りの住宅では、計画的な換気がきちんと行われていないと、壁体内や室内に閉じ込められた湿気によりカビが発生します。また湿度が高いとダニも活発に活動・発生しやすくなります。WB工法の家では、強制的に換気を行わなくても、部屋の壁と断熱材の間の「通気層」と壁材の「透湿作用」で湿気がこもらずカビ・ダニの発生も抑えることができます。

 
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